「病、市に出せ」

失礼いたします。 妻です。
「病、市に出せ」
何の言葉かお分かりになりますか?
ちょっと前になるのですが、4月16日に山梨日日新聞に掲載されていた記事です。

慶応大学院健康マネジメント研究科の岡壇さんらの自殺予防因子についての記事でした。
毎年3万人もの尊い命が自らの手により絶たれている現状。
曹洞宗でも自死について果敢に取り組んではいますが、悲しい事に改善は見られません。

岡さんの研究によると、自死率の低い地域を調べたら、『気軽に助けを求められる住民気質』が関わっているとの事でした。

徳島県旧海部町という太平洋に面した小さな町。経済問題や病苦など、自死危険因子は他の地区と変わらずあるのに何故、自死率が低いのか?

岡さんは5つの要素を見出しました。
①地域社会の穏やかな結びつき ②排他的傾向が弱い ③他者への評価は人物本位 ④主体的に政治に関わる ⑤助けを求める事に抵抗が少ない
だそうです。

その中での言葉「病、市に出せ」は、悩みや問題を抱え込まず、重症化する前に周囲に相談せよ、というその地域のことわざだそうです。

私は本当にいい言葉だな~!と思いました。
おしゃべりな私はよく人から「悩みなさそう~」と言われます。そんな!私だって36年生きたんですもの!・・・と反論しようにも確かに・・・。
私のような人間はきっと稀です。

皆様もきっと思い悩む事は多々あることでしょう。
どうか重症化する前に誰かに助けを求めて下さい。

もし、市に出せなくとも、この長泉寺を思い出して下さったら嬉しいです。
仏教の教えはきっとあなたの中に生きて、寄り添ってくれるはずです。

私達は自死を止めたい。 その一歩を踏み出す前に。
                 合掌

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