2010年 3月 の投稿一覧

「言い過ぎは、言い足りないよりよくない」

           「いい過ぎは、言い足りないよりよくない」

あるお檀家の御婦人がさりげなく言った一言が気に入り書き留めた言葉です。

にも関わらず、私はついつい言いすぎてしまうことがあります。
先週も僧侶の青年会で言い過ぎてしまいました。。。

たった一言で人の心を傷つけてしまう。 一言で心を温める事も出来る。
反省反省です。

                               

法話<その一>

失礼いたします。 妻です。
過日、坐禅会にいらっしゃった方より「法話をブログで見たい」とのリクエストがあったので代筆(代打?)します。
住職より、布教師養成所での辻説法(道端に立って行き交う人々に説法をする)を載せたらどうか、とのことなので御参考になれば幸いです。

~~~~平常心是道~~~~~

皆さま、幸せに生きたいですね。その幸せな生き方を仏教では説いております。
では、仏教では何と言っているのか・・・。
むかし、中国が唐といわれていた時代に、二人の僧がいました。この二人は師匠と弟子の関係なのですが、ある日、弟子が師匠に「仏道、仏の生き方とは如何なるものでしょうか」と問いかけます。すると、師匠は「平常心こそが仏の生き方だ」と答えました。
平常心・・・これがなかなか難しいのですね。
私が以前、托鉢という行をしていた時のことです。
ある日、少しお酒の入った感じの方が私の前に来てこう言いました。「あんた、こんなところで何をしているんだ?」
私は「托鉢という行をしています。」と答えました。
すると、「いいな、坊さんは暇で。皆齷齪汗を流して働いているのに…、その必死で稼いだお金を、ただそこに立て、ムニムニ訳の分からんことを言っているだけで貰おうって言うんだから…。何が坊さんだ、偉そうな格好をしてやっていることは最低だな。」
 その言葉を聴いた私は、さすがにカチーンときまして、
「私はただここに立っている訳ではない。托鉢という修行をしているのだ。托鉢というのは、皆さまに喜捨する喜びを与えるためにしているのだ・・・・・」などといろいろ説明をしましたが、その方は一聞く耳をもってはくれません。そのうち、飽きたのか、どこかに行ってしまいましたが、わたしは腹が立って腹が立って、帰りの道中もムカムカ、ムカムカ、お寺に戻ってもムカムカ、ムカムカしておりました。
 怒りというにはなかなかおさまらないですね。本当に憂鬱な時間を過ごしてしまいます。もったいないですね。
困ったことに、わかっていてもなかなか治りません。その後も、たびたび腹を立ててしまう、そんな私でありましたが、ある日、私は素晴らしい方丈様に出会い、救われました。
その方丈様と初めてご挨拶をしたとき、方丈様が額を畳にピタッとくっつけて、深々とお辞儀をしてくださいました。私も慌てて、畳にピタッとくっつけました。もういいかな?と思って頭を上げますと、その方丈様は、まだ頭を下げたままでした。お年は私の親と同世代です。そんなお方が、この私に丁寧なお辞儀をして下さったのです。
それから、その方丈様のことが気になり、いつもそのお姿を追っておりますと、方丈様は年配の人に対しても、若い人に対しても、お檀家さまに対しても、いつでも畳に額をくっつけて、丁寧にお辞儀をされていました。
私は「これだ」と思いました。
兎角人間は、好きな人には丁寧に接するが、嫌いな人には冷たく当たってしまいがちです。でも、それでは駄目なのです。どんな人にも平等に、同じ様に丁寧に接すればいいのです。そうすると、自ずと人間穏やかになります。
 托鉢のときも、私は無意識に無愛想に対応していたと思います。もし、私に絡んできた人にも、同じ様に丁寧に接していれば、違った結果になっていたかもしれませんし、何よりも、自分が腹を立てることは無かったでしょう。
 人間は誰しもが仏を備えています。同時に鬼も備えています。人の鬼の面を見て、冷たく当たったり、腹を立てたりすることなく、その人の仏を見て、同じように丁寧に接しましょう。
 そこには、自分の仏が現れます。穏やかに生きることができるでしょう。そして、その姿によって、相手の仏も現れるかもしれません。
 「誰に対しても、同じように丁寧に」致しましょう。    終

この辻説法は住職にはいい刺激になったようです。 
後日、聞いた方からお手紙を頂き本当に感激し、励みになりました。 こうして手紙という形に残って手元にあるだけで「頑張ろう」と思えます。 I 様本当にありがとうございました。心穏やかに過ごされますようにお祈り申し上げます。

辻説法、山梨でも出来れば・・とは思っているようです。 ただ、歩きの人の多い巣鴨と違い、車生活の山梨ではなかなか難しいですね~
もし現実になりましたらまたここでお知らせいたします。 

暖かい日差しと冷たい風、皆様どうか御自愛ください。 花粉症の皆様、あと少し頑張りましょう~!

                                    合掌

年期末です!

失礼いたします。妻です。
気がつけばもう、年期末ですね。 慌しく仕事をこなしておられる方も多いいかと思います。どうか無理はせず自分の精一杯で乗り切って下さい。

気候は暖かくなりましたが寒々しいニュースが続きました。 虐待で幼い命が失われました。。。
親の言葉を聞いていると胸の中に何とも言われぬものが沸き起こっていきます。
同じ子がいる者として、亡くなられたお子様達の冥福をお祈りするばかりです。

もし親の心に少しでも仏教の、お釈迦様の御教えがあったのなら・・・。
過去は戻りません。 失われた命も戻りません。 
どうか、僧侶の皆様にはいちいちニュースを気にして欲しいと願います。
御教えを荒れた心に響かせてほしいです。

・・・・各言う私も時々「この~~~!」と目を吊り上げながら、子を<叱る>ではなく<怒る>事があり、常々反省です。。。
子の方が一枚上手でやられっぱなしですが、子育て中の皆様!共に頑張りましょう~!

                                        合掌

銀世界

雪の本堂
失礼いたします。 妻です。
本日は久しぶりの積雪になりましたね! 真っ白の世界はとても綺麗でいいですね。
さっそく子供が大きい雪だるまを作っていました。

温暖化によって確実に減っている雪。こうしてあと何回雪が降るのでしょう・・・。 出来れば子の子、孫やまたその先にまで「雪で遊んだよ」と輝かしい笑顔と記憶が残りますように、祈らずにはいられません。

別れの季節の雪。 そしてこれからの出会い。
出来ることなら雪のように真っ白な偏見のない出会いをされますように。。。

                             合掌